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いまさらですが、トランジスタの話 その3

トランジスタ雑談

バイアス回路の説明前に動作条件を考える

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小さな音を大きな音にするのが増幅回路ですが、小さな音とは上下(プラスマイナス)の͡高低差が小さいことを意味します。この高低差を原音に忠実に大きくするのが良い増幅回路となります。

オーディオ機器の入力信号は0Vを中心にプラス側にもマイナス側にも高低します。自然界の音を0Vを中心に保存しているから、当たり前なんですが、この中心にした0Vを基準点と呼びます。ところで自然界の基準点は0Vでいいんだよね? どうでも良いことですね~

 

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音源の波の高低差を大きくするのがトランジスタですが、トランジスタにはNPN型とPNP型があり、ここで説明するNPN型は信号がプラスにないと希望通りの増幅が出来ません。信号の一部だけがマイナスの場合、その部分だけが増幅できずに0のままになります。その音を耳で聞くと妙な音に聞こえると予想できます。世の中には「この音こそ素晴らしい」と感動する変わり者もいるでしょうが、少なくとも僕らのクラブ員にはいませんよ。秘密なんだけど、音楽ジャンルにもよりますが、僕は部分的に音が聞こえない環境でボロのスピーカの低温が好みでした。ごめんなさいマニアの皆さん。僕はアホです。

 

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12V直流をトランジスタの力(電源)として使うなら左図のようになる。振幅の高低を最大にするには12Vの真ん中あたりんを振幅のセンターとすれば、電源外で消えることは無いし、マイナスになって消える事も無い。だから、トランジスタ回路の部品値を決める時、出力に6V直流を維持することで振幅のセンターを6Vに持ち上げ、信号の高低を上下6Vに抑えるように計算で導けば、上手くいくことになる。

 

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