「ロー出し、ハイ受け」と耳にするインピーダンスですが、これは機器を接続する時に同じインピーダンスの機器間では受け側で電圧が小さくなるのを注意しています。受け側のインピーダンスを送り出し側より大きくすればいいのですが、電流に関係がありますので、周りの部品や機器と合わせる必要があります。
一般的なオーディオ機器では出力インピーダンスは1.5KΩから5Kぐらいです。入力インピーダンスは10倍から20倍ぐらいの30KΩから100KΩぐらいです。
このインピーダンスはオーディオ回路を作っていく段階で、各部品を追加する場合にも変動します。15倍増幅回路を2段にしたので、30倍になると想定しても、インピーダンスの関係(並列抵抗等の問題)で、トータル20倍もでない結果になることだってあります。こんな問題をクリアする手法は古典的に決まっており、オーディオ回路が皆同じ回路に見えることや、50年前から進歩しないと言われるのは、この辺りの「やってみて、調整する」的な問題が大きく関わっています。
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